「かがくのせんせい」プロジェクト


厚木市の保育園や幼稚園の子どもたちが、
科学に親しむきっかけになればと思い、
子中保育園でお世話になった
**「かがくのせんせい」**を紹介します。


なぜ「かがくのせんせい」なの?

あえて「科学の先生」ではなく、
**ひらがなで「かがくのせんせい」**と書いています。

それは、この取り組みが
正しい知識を教えることではなく、

  • 見る

  • さわる

  • 試してみる

  • ワクワクする

といった体験を、
子どもたちが楽しむことを大切にしているからです。


どんな人が「かがくのせんせい」?

教員免許は必要ありません。

  • 何か一つ、くわしいことがある

  • 子どもに「おもしろいよ」と伝えたい

  • 一緒に楽しめる

そんな方なら、どなたでも大歓迎です。


「〇〇のかがくのせんせい」

「〇〇」には、いろいろな分野が入ります。

たとえば…

  • カブトムシ

  • ダンゴムシ

  • 料理

  • 野菜

  • お金

  • 自動車

  • 魚釣り など

身近なものすべてが、
カガクの入り口になります。


お問い合わせ

保育者のみなさん、
そして、子どもたちと
カガクの楽しさを共有したいみなさん

ぜひ、子中保育園までご連絡ください。

📩
konakahoikuen2841「アット」outlook.jp
※「アット」を「@」に置き換えて送信してください。


子中保育園の「かがくのせんせい」たちを紹介します

(1)ちかこ先生

どんな人?

井上千加子さんは、
函館を中心に、科学の楽しさを伝える活動をしています。

  • 幼稚園での活動

  • まちのイベントでの実験

  • 高校での授業

など、幅広い場で活躍しています。

▶ 活動紹介サイト
https://tanoshimitai.science/


厚木市からでも参加できます

Zoomでのやりとりができれば、
厚木市内の保育園・幼稚園でも活動が可能です。

  • 画面ごしに、子どもたちとお話し

  • 一緒に実験や体験をします


子どもたちに大人気!

ちかこ先生は、

  • いつも笑顔

  • やさしく、分かりやすい言葉

で語りかけてくれます。

そのため、画面ごしでも、
子どもたちはすぐに
**「ちかこ先生が大好き!」**になります。


保育者向けの学びも

子ども向けだけでなく、
保育者が学ぶためのワークショップも行えます。

  • 科学のおもしろさを体験

  • ワクワクした気持ちを持ち帰る

  • そのまま子どもたちと共有

そんな学びの時間になります。


(2)けんたろう先生

どんな人?

高橋健太郎さんは、
大学院で植物分子生物学を研究していました。

その知識と経験を生かし、
子どもたちが遺伝子を理解するための最初の一歩となる
体験学習をデザインしています。


雑草しらべワークショップ

高橋さんが行うのは、
**「雑草しらべワークショップ」**です。

身近な雑草を使って、
生物の多様性にふれる活動です。

  • 雑草を集める

  • よく見て、くらべる

  • 仲間分けをする

という流れで進みます。


子どもたちの姿

ワークショップでは、子どもたちがこんな言葉を口にします。

  • 「この草は、葉っぱの形が同じだから仲間」

  • 「色はちがうけど、同じ花がついている」

  • 「根っこが似ているね」

見たこと・気づいたことを
自分の言葉にしながら

  • 雑草集め

  • 分類作業

  • 分け方の共有

に、集中して取り組みます。


この活動の魅力

体験の流れがとてもよく考えられているため、
子どもたちは飽きることなく、好奇心いっぱい

「考える」「比べる」「伝える」が自然に生まれる、
感動的な学びの時間になります。


(3)まこと先生

どんな人?

井上允さん(まこと先生)は、

  • 「あつぎ環境市民の会」代表

  • 「あつぎこどもの森クラブ」会長

として、地域で環境や自然に関わる活動を続けている方です。


子中保育園との出会い

子中保育園との出会いは、
子どもたちが
「大豆のせんせいを探したい!」
と言い出したことがきっかけでした。

保育士がJAあつぎに問い合わせたことで、
まこと先生とつながりが生まれました。


今は「畑のせんせい」

現在、まこと先生は
子中保育園の**「畑のせんせい」**です。

  • 土にふれる

  • 作物を育てる

  • 自然の変化に気づく

そんな体験を、
子どもたちと一緒に大切にしています。


これからの広がり

まこと先生は、
環境学習についてもとてもくわしい方です。

これから、

  • 自然

  • 環境

  • 地域とのつながり

など、さまざまな関わりが広がっていきそうです。


スーパーバイザー的存在

まこと先生は、
たくさんの人や活動を知っています。

そのため、
いろいろな
**「〇〇のせんせい」**を紹介してくれる
スーパーバイザー的な存在でもあります。


(4)くぼた先生

どんな人?

窪田さんは、
**子ども向け「脱炭素ワークショップ」**の
企画・コーディネートをしてくださっています。

むずかしくなりがちなテーマを、
子どもにも分かる形に整えてくれるのが特長です。


子中保育園での取り組み

子中保育園では、
年3回のシリーズ企画を担当してくださいました。

テーマは、

  • なぜ地球は熱くなるの?

  • 耕さない畑 〜不耕起栽培〜

  • 再生エネルギーで発電

それぞれの内容に合わせて、

  • ワークショップの企画

  • 講師のコーディネート

を行ってくださいました。


子どもたちの「知りたい」から始まる

ワークショップでは、

  • 子どもたちの興味をていねいに聞き

  • 「なぜ?」「どうして?」を大切にしながら

  • 学びにつなげていきます

そのため、
子どもたちは最後まで集中し、
楽しく学ぶ時間になりました。


(5)えんどう先生

子どもたちから「えんどうばーば!」と大人気の遠藤さん。NPO法人「あつぎ市民発電所」の代表で、脱炭素ワークショップでも、子どもたちに楽しく、わかりやすく、話してくださいます。

学生時代にミミズの研究をされていたので、ときどき「ミミズのせんせい」としてお話してくれます。子どもたち興味津々!

(6)しおり先生

「しおり先生」こと、きくち栞さんは、「あつぎ気候市民会議」の成果物である未来の厚木のイメージポスターの絵を作成。このポスターをもとに、子どもたちがたくさんの気づきを言葉にしました。興味を惹かれる、見やすい絵は、子どもたちの好奇心を掻き立てます!

「かながわ脱炭素大賞」を受賞した際に、園の子どもたちと一緒に山口市長への表敬訪問に行ってくださいました。

(7)「けいと先生」

けいと君は中学生講師。粘土で、川の生き物をつくってくれる「粘土造形のせんせい」です。中学生ですが、小さい子どもたちへの接し方もとても丁寧。子どもたちの希望で瞬時につくってくれる、生き物などの造形物は活き活きとした造形と色彩で大人気!

ごきょうだいのしゅう君とたける君が強力な講師補佐となって、子どもたちを一緒にサポートしてくれます。

(8)「ヒデ先生」

ヒデ先生こと住倉さん。厚木市内の川の生き物のプロフェッショナルです。小さな園庭に10個以上も水槽を並べ、ザリガニのタッチプールもつくり、ミニ水族館にしてくれました。厚木市の川に生息している絶滅危惧種や外来種のことにも精通しており、子どもたちも話に興味津々。大人も勉強になります。

ホトケドジョウの生息調査に、とくに注力されており、「DOJO」という会を主宰していらっしゃいます。

(9)「りゅうじい」

りゅうじいこと野中さん。週に2回夕方、子どもたちに「つくりもの(工作)」と「プログラミング」の教室をしてくれます。

常に人不足な状況なので、制作活動や表現活動の中で、保育士が子どもたちに「機能」や「仕組み」を伝えることはかなり難しいことですが、りゅうじいは子どもたちに「動く仕組み」「回る仕組み」などを教えてくれます。

学んだことを、自分の「つくりもの」だけでなく、ブロック遊びの中にも取り入れる子どもたち。貴重な機会に感謝です!